2015.11.23更新

流山法律事務所の弁護士の川越伸裕です。

 

「家栽の人」の原作者である毛利甚八さんが、亡くなったというニュースを見ました。

 

家栽の人とは、家庭裁判所で取り扱う離婚事件や少年事件などを、裁判官の視点から綴った漫画です。法曹界では非常に有名な漫画で、多くの法律関係者は読んだことがあるのではないかと思います。

 

弁護士や検察官を主人公にする漫画というのは比較的数があるように思いますが、裁判官を主人公とする漫画は、非常に数が少ないように思います。やはり、裁判官は数も少なく、取材も難しいということなのでしょう。

あえて、そのような裁判官を主人公に据えて話を紡ごうとした毛利さんの慧眼には、感心しきりです。

 

作品中に、「チューリップは冬の寒さを経て、初めて芽を出す」という意味の言葉があったことを覚えています。私は、この言葉を、いまでも時々使っています。

非常に影響を受けた作品でした。

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

投稿者: 流山法律事務所

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