2015.09.08更新

流山法律事務所の弁護士の川越伸裕です。

 

今日は、司法試験の合格発表日です。法務省のサイトによれば、1850人の合格者が出たとのことです。去年より、合格者は減るものと思っておりましたので、少し意外でした。

 

我が母校、中央大学が、合格者170名で、トップを奪還したそうです。2011年以来、4年ぶりのことです。大学でお世話になった研究室の「中櫻会研究室」も、5名ほど合格したそうで、喜ばしい限りです。

 

しかし、残念なことに、今回、司法試験問題の漏えい事件が起きてしまっています。司法試験委員には、当然、問題を漏えいさせないよう、高度の義務と倫理が科せられているはずです。それを無視して、漏えいをするなど、あり得ず、許されないことです。

 

ところで、漏えいを受けた学生は、今後どうなるのでしょうか(もちろん、今回の試験は不合格とされると思いますが。)。

司法試験での不正は、最長5年の受験禁止処分を科せられるはずですので、この範囲で受験禁止となる可能性が高いように思いますが、どうでしょう。

 

司法試験は、大学院卒業後、5年間に5回まで受験できることとなっておりますので、長期間の受験禁止が下されたら、事実上、法曹になる道を閉ざされることとなるでしょう。

 

 

投稿者: 流山法律事務所

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