2015.08.03更新

流山法律事務所の弁護士の川越伸裕です。

 

今日は、東京の霞が関まで、弁護士会の倫理研修を受講しに行きました。この倫理研修は、弁護士登録後1年目、3年目、5年目、その後5年ごと、に受講することが義務付けられているもので、私は、弁護士登録後、満5年経過ということで、今年、倫理研修を受講する必要があったのです。

 

倫理研修は、全国の弁護士会でも開催されています。千葉の弁護士会主催の研修に出席することも考えたのですが、予定が少し合わなかったということと、千葉に行くより東京の弁護士会に行った方が近い、という理由で、今回、東京開催の倫理研修に出席した次第です。

 

倫理研修は、例えば守秘義務(依頼者から聞いた情報を秘密にする義務)や利益相反問題、真実義務の問題(依頼者のためならば、真実に反することを知りながら、主張・立証をしてよいか、という問題)など、依頼者の利益と、弁護士が守るべき義務とがせめぎ合う場面で、どのように対応するのが良いのか、という、弁護士にとって、永遠のテーマともいうべき問題を取扱いました。

 

時折、挙手にて、会場にいる弁護士の意見を聞く機会もありましたが、弁護士によって考え方が違い、会場の見解が真っ二つに割れることもあったりして、非常に興味深く感じました。

 

弁護士の懲戒で一番多いのは、事件放置、だそうです。確かに、一回事件を寝かせてしまうと、次に着手するのが、非常に億劫に感じてしまうことはよくあります。

事件を(不必要に)寝かすことのないよう、気を引き締めて、職務に当たって参りたいと思います。

投稿者: 流山法律事務所

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