2015.04.24更新

流山法律事務所の弁護士の川越伸裕です。

 

西アジアの黒海に面した地方に、「グルジア」という国があります。昨日、政府がこの国の名前を、「ジョージア」に変更したというニュースを見ました。

 

どのような方法で変更したかというと、「在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律」という、長い名前の法律を改正する方法で変更したようです。

 

(最近、このような長い法律の名前をよく見ますが、個人的にはどうにか短くして欲しいです。例えば「在外公館の名称等を変更する法律」ではだめなのでしょうか。)

 

この法律は、外国にある大使館の名前や場所、外交官(大使など)の給料が定められています。

その中で、これまで「グルジア」として記載されていた部分を、「ジョージア」に変更したということになります。

 

もちろん、これは、あくまで、大使館の名前などを、これから「ジョージア」にしますよ、という政府の方針を示した法律に過ぎません。この先、グルジアという名前を使ったとしても、別に罰せられることはありません。

 

個人的には、まだ、ジョージアという国名に少し違和感を覚えます。

しかし、日本政府がジョージアと呼ぶことを決めた以上、公式の場でその名称が用いられることとなりますので、いずれ、ジョージアと呼ぶ人が圧倒的多数になるのでしょう。

 

余談になりますが、上記の法律を見ると、アメリカ大使の給与基準額が86万円なのに、例えばイラク98万円、アンゴラ100万円、南スーダン91万円などとなっています。内戦などで危険なところの外交官の給料は、高いということでしょうか。

 

その一方、スイスなど、安定していると思われる国での給与基準額が高かったりします。これはどうしてなんでしょうか。疑問は尽きません。

投稿者: 流山法律事務所

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